Davaさんぽ

宮崎県産の生き物がツーリングやドライブをお散歩感覚でUPしていく日記帳。

令和3年〜4年。年またぎツーリング 阿蘇編

令和3年12月31日

バイクを購入した時から計画していた

走り納めと走り始めを一気に楽しむ

1泊2日のツーリング。


最初の計画では佐伯を2日楽しむ予定だったけど

どうしても阿蘇の大観峰に行きたくなって

走り納めは阿蘇に変更。




ルートは延岡から高森を経由して南阿蘇からアプローチ

時間は8時半頃

北方道の駅 よっちみろ屋で休憩

相変わらずトイレには、よっちみろ屋のオリジナル曲が流れていて安心した。


結構寒い、なにより風が冷たくて強い!

橋の上を走る時は前を走る軽自動車が

ハンドルを取られるくらいに…


そんな中、道の駅でホット缶コーヒーで指先だけ

暖をとっていると


なんかフワフワしたのがチラホラと視界に入る

雪が降っている?

この先もしかした積雪して引き返すかも

とか考えながらバイクに戻り出発




高千穂町を出る前になると薄らと雪が積もっていた

この時は引き返して佐伯にルート変更するか

悩んだけど、とりあえず行けるところまで

とバイクを走らせる




高森へ行く農道をGoogle先生に案内されて

大人しく従う従順な僕。

橋の上真っ白だが…

けどタイヤの後があるから行けるかも




登りは無理かも…




大人しくUターンして分岐した道まで戻る

雪が積もっているから佐伯ルートへ変更する

つもりだったけど好奇心が勝ってしまう。


国道325号線に戻り高森峠越えで阿蘇を目指す事に

Google先生には少しの間お休みをしてもらう!




流石は主要幹線道路、凍結も積雪も車が通った

轍の所は大丈夫


高森展望台から阿蘇を眺め




以前バイクに乗っていた時には良く来ていた

月廻り公園へ

10年ぶりくらいの月廻り公園




この公園から山を見るのが好きだったんだよね

と思い出す。

白く染まった芝生と青い空、褐色の山

自然が作りだす色合いは絵画や写真で見るのとは

格別に違う


確かに絵画や写真でも美しい

けど自分の目で見る場合は視覚だけでなく

五感で感じる事ができる。

僕はその辺の葉っぱや草を口に入れる事で

味覚までしっかり自然を感じる。

なので普通は四感かも…








月廻り公園からはGoogle先生にお願いして

大観峰を目指す。

途中、阿蘇らしい風景に立ち止まり写真とったり

景色眺めたり


Google先生に傾斜のキツい降り坂の

轍も一切ない真っ白な道を曲がれと言われたり

そんなこんなしてたら


大観峰に着いたのは11時半頃

10時過ぎには着く予定だったんだけども…












初めて来た大観峰、どの方角から見ても

美しい!

しかも観光客も少なくのんびり景観を楽しめる

と思っていたら

両耳が寒さでめっちゃ痛くなってきた

やっぱりなんだかんだで寒い


バイクに乗っている時は

緊張と高揚で寒さを忘れていたみたい。


お昼には年越し蕎麦を食べるつもりだったので

ここは時間の都合もあり10分で退散

今度は阿蘇をメインにツーリングを計画しよう

と考えながら出発する。


次の目的地は大分は佐伯市にある

本匠 大水車の郷 なのはな

お蕎麦もだけど竹の子寿司が気になって

ここに決めた。


Google先生の案内に従い国道57号線へ

この道も10年以上前にバイクで良く通った道

懐かしみながら走る。

竹田市に入り突然、高速ICを進めとGoogle先生

ETCカードもセットしていたのでしょうがなく

指示に従う。

というか10年前にはなかったから興味もあった


竹田ICから犬飼ICまで無料

たぶんこの中九州横断道路は全線開通していないから

無料なんだと思う。


時間の短縮はできたけど、やっぱり高速道路は苦手

高速道路を走るならバスか車の助手席

自分で運転すると退屈に感じてしまう。

下道で行けば良かったかなとか思うも

時間的には高速道路を使って正解




大水車の郷に着いたのは13時半頃

お蕎麦屋のはのはなさんが閉まるのは14時半

ラストオーダーにも間に合う!


キャンプ場もある大水車の郷

寒いから温蕎麦にしよう

橋を渡りながら川や谷間を楽しむ


建物が近づくに連れて

薄々感じていた事が現実だと気付く。



臨時休業



ですよね!年末しかもコロナ禍だもん

駐車場に車が一台もないから

そんな感じしてた!

しかも橋の入り口の看板には



見なかった事にして橋を渡ったけどもさ


しょうがなく自然を味覚以外で楽しんで

宿泊予定の佐伯市内へバイクを走らせる。


佐伯市編へ続く

怖いと思ってたのに

怖い、嫌い

そんな感情が芽生える瞬間は必ずある

僕は蜘蛛が大嫌いだ

とくにアシダカグモとなると

視覚に入っていなくても存在を感じ

身体が硬直するくらいに


令和3年12月25日


この日は八代市にくまモンがいっぱい居ると言う

場所を教えてもらってドライブする事になった。


ゆるキャラにさほど興味はないけど

いっぱい居ると言われ本当にいっぱいの

くまモンが居るのか興味本意で

くまモンポート八代に行ってみた。




まずは6mくらいあるくまモン

大体の成人はくまモンの

おへそ当たりの下くらいに頭がくると思う




どうやらくまモンポートは

国際クルーズ船の受け入れ施設として作られたみたい

沿岸の眺めは綺麗

けど周辺は工業感があってここだけ違う感じ。




そしてこのくまモンの量である。

正直に恐怖心が湧いた

気持ち悪いとも思った

だってこんなに並べる必要ある?




奥に見える真顔のくまモンとか

本当怖い




くまモンポートと言うだけあって

くまモンが至る所に存在する

並んでいれば隠れているくまモンも…


くまモンに恐怖を覚えながら

この場を後にする。


帰りは恐怖を忘れる為に

八代市から五木村に抜ける途中にある

白滝公園へ


途中の峠では八代市を見下ろし




着いた時にはかなり気温が下がり風も強かった






寒いけど川の水は綺麗で避暑にはもってこいの場所

川の水は言うまでもなくとてつもなく冷たかった




鍾乳洞もある

鍾乳洞へ向かう途中にライトアップ用の

電源ボックスに100円を入れる

というか多分100円入れないと中はなにも見えない


水の激しく流れる音と

時間により色の変わるライト


鍾乳洞の中は暖かかった、ライトのおかげかも

洞窟入り口から3分くらいで奥に着く




洞窟とかにあるこんな穴、どこまで続いているのか

気になる性格

けど高い場所にあり更に穴は狭い、好奇心をなだめながら

鍾乳洞をあとにした。




この白滝公園はどうやら滝はないみたい

けど川のせせらぎを感じ、尚且つ安全に遊べる

いい場所だった

暖かくなったらまた来ようと思った。


そして帰りにふと思い出すくまモンの集団…

正直、軽くトラウマになった


そんなトラウマだったけど

何故か…1ヶ月を過ぎたあたりから

くまモンの事が頭から離れなくなり

気が付けば

ホンダ クロスカブ110くまモンバージョン

が欲しくなって今凄く悩んでいる

更に言うとくまモンヘルメットも欲しいし

くまモンのツナギも欲しい

なんならくまモン図柄入りナンバープレートも付けたい

これがストックホルム症候群?

時代

僕は昭和の生まれである。

けど記憶がしっかりしているのは平成になってから

話や写真、映像で自分が生まれる前の事を

ある程度知る事はできる

けど肌や空気、匂いで感じる事はできない。

もしその時代の感触を感じる事ができたら…

その時を知らなくても懐かしさを感じるのかもしれない


令和3年12月5日


この日は矢岳高原からの景色が見たくて

バイクを走らせた

ヘルメットのバイザーに付いた水滴が

あっという間に凍ってしまう。

そんな寒さに心折れそうになっている時


対向車線から一台のバイクが走ってくる。

向かいの赤い服を着たライダーが近づいて

すれ違う時に気付く

めっちゃ薄いサンタクロースのコスチュームで

二人乗りして元気に手を振ってくる。


手を振りかえしながら3度見したあとサイドミラーでも

確認する


サンタコスチュームの生地の薄さが見ただけでわかった


それを見た途端に負けられない!

そんな感情が芽生えバイクを走らせた

本当にあの二人は尊敬する


その二人とすれ違ってから1時間半程




お目当ての矢岳高原展望台に到着




景観を楽しむには最高の天気

欲をいえば、あと2時間程早く到着していれば

雲海も楽しめたかも


水筒のホットコーヒーを飲みながらのんびりしよう

そう思う事5分

ちょっとずつ人が増えて来たので撤退。


帰りは人吉から球磨郡を通って帰ろうと思っていたので

Google mapsに従って道を進む


そんな時に動画で見た事のある道が目の前に広がった。

行ってみたかったけど完全に忘れていた場所




矢岳駅

佇まいを見た瞬間に写真や映像でみた

雰囲気とはなにか違う。

ノスタルジーという感情が湧き出る

その場に居るのと目で見るだけとではまるで違う


テンションがあがりサイドスタンドを出さずに

バイクを降りて

バイクを倒す程の高揚。

バイクは無傷だった




水溜りが凍っている良く路面凍結してなかったな

と思いながら散策




SLとか初めて見た

かなりデカい!

これが蒸気の力で動くのが信じられない




地面のオイル漏れ跡が現実感をさらに高めてくれる




なんか色々ついててどれがどんな機能をしているのか

わからない。

それがロマンを感じる




線路から写真を撮れるのも感動した




こう言う駅で電車待ちとか風情があるな

と思いながらベンチに腰掛ける




とその時に温度計が目に入る

0℃

時間は9時半を迎える少し前

見なかった事にしてベンチに腰掛け足を伸ばす




来るはずのない電車を待つつもりでのんびりする

気付いたら10時を過ぎていた。


鉄道とかにあまり興味がない

それに当時もしらない

そんな僕がここに何故か懐かしさを感じ

ゆっくりとした時間を過ごしていた。

視覚だけではわからない雰囲気や感覚


それを懐かしいと感じる不思議な感じ

歴史や時代を身体で感じる時に

こんな感覚になるって事は

遺伝子的に記憶に刻まれているのかも

と思うひとときだった。


そんな不思議な時間を堪能しすぎて

人吉城跡を楽しむ時間がなくなってしまった…

いそいそと帰路に着く




トイレ休憩に寄った多良木町の百太郎公園

人吉、球磨郡にも時代を感じる遺構がたくさんあるみたい

また散策したい場所が増えて

嬉しくなったツーリングだった。